決意表明のダイアローグ
「最近、こんな手紙が届いたんだよね」
「何これ……あー、あったね、こんなの」
「私ね、書いて伝えることは、時間はかかるけど嫌いじゃないなって思ったの。この頃も今も」
「そう」
「それに、この前舞が言ってくれたでしょ。私は手紙なら上手く書けそうだって」
「うん、言った」
「それでね、私、考えたの。手紙に書いて告白する。榊君に」
「は? えー⁉ 何で急に告白する気に?」
「急かな。でもおみくじも良かったし」
「結局気にしてたんだ」
「私、柊部長のこと智先輩って呼べるようになれたの、嬉しかった。だから、榊君とも仲良しになりたい」
「良いじゃん良いじゃん」
「それで、何とか終業式までに渡せたら……」
「来月⁉ 小説でも書くつもり⁉」